2020年04月23日

ホームページ開設にあたって

「金城さんって“知る人ぞ知る”存在だから、ホームページなんか作ったら益々予約が取れなくなって困ります!」と有難い言葉を頂きましたが、やっぱり此度こうして公式サイトを設けてみました。
営利目的ではありません。代替でこなせる業ではありませんから、これ以上予約を募って一日の件数を倍にする考えなど有り得ないのです。
ではその私の目的は‥と言うと、『抜本的な働き方改革』と『奉務を優等に執り行う』ためです。なんだか政策のようですが、辟易しながら日々の予約に追われ、いっぱいいっぱいになっていた私に大切な真名子たちが、気づきを与えてくれました。

 

「待ってね、あと、これだけの問い合わせを処理したらご飯の準備するから!」時間外まで奉務を終えた私がそのまま神殿に残り、電話やショートメールの返信に明け暮れていても、子供たちは何の催促もして来ません。
しかし、人の負の部分に触れ不浄を受け、エネルギーを使い果たし、ヘロヘロになってリビングに戻った私の視界には、カップ麺を食べている子供たちの姿・・。そんなことが多分にありました。申し訳ない気持ちのまま会話を持とうと、「どう?それ、初めて買ってみたんだけど、美味しい?」と聞くと、「美味しいかどうか分からない。カップ麺ばかり食べ過ぎて、味が分からなくなってる。」と、温厚で寡黙な息子の返答でした。そして、極めつけは、クールで聡い娘が、片手間で勉強しながら口にした「ママ、一人でやってるのに“ブラック”じゃん!」というひと言だったのです。

 

「こんなに予約が詰まってる・・」と、(有難いことなのですが、ときに強引な方に押し切られたりして)子供の学校行事も自分の病院受診もこなせないほど、日々が回らなくなっていたのです。そう言えば、この頃にはもう、「金城先生の元気な午前中の時間帯に予約をお願いします。」などと言われていましたね。ずいぶん前からお参りに来られている方で、私の身を案じてくれながら気の利いたセリフでした。

 

電話の折り返しも、メールの返信も複数同時に対応しても、一から説明しているとあっという間に1~2時間経ってしまいます。今回、サイトにアクセスして頂くという術を得たことは、予約の受付からをひとりでこなす私にとって、素晴らしく画期的なことなのです。
予約希望の方の中に、「ネットで知ったのですが・・」という声が増えてきたことも、きっかけになりました。『私の知らないところで、ネットに・・。神事への誤解は生じていないだろうか・・。』大神さまの元、神代の世界が間違って伝わって欲しくない、私の義侠心が自分へ助け船を出してくれたのです。
そして、これには実は、私なりに若干の“他意”もあります。(『奉務を優等に執り行う』ねらいとともに、次回以降で、お伝えしますね。)

 

と、いう脈絡で『働き方改革』をする運びとなりました。
(今回、『筆起こし』ならぬ『ネット起こし』に際し、拙い私を過分に後方支援くださった、総合広告会社 ARIO株式会社 WEBディレクター兼カメラマンの奥田健司さんには、この場を借りて、御礼申し上げます。)

 

新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、当面の間、県外からのお客様の御予約は見合わせていただきます。県外から・・というだけで、一緒くたにしたくはありませんが、これまでの鹿児島県内の感染ルートが、県外からの持ち込みであることを鑑みるとそうせざるを得ないところです。ご容赦ください。
また、既に御予約いただいている県外の方に関しては、最短でも、緊急事態宣言明け以降、願わくば終息、せめて収束する頃まで変更して頂きますので、先ずはご一報ください。
※このような状況下ですから、御相談をお急ぎの県外の方には、再拝で私との信頼関係が構築されている方のみ、通常予約枠内で電話にて承ることも検討していますので、その旨お知らせください。