2020年04月30日

掃除と風神雷神と“無”

公式ホームページを開設して一週間経過したところなのですが、もう上位に上がってきているようです。公開した日に「反映されるまで、ひと月ほどはかかるでしょうね。」と奥田さんに言われていましたから、世間の反応に驚いています。外出自粛で、端末を触る機会が多いこともあるのでしょうね。普段から、ランチにも飲みにも行かず、勿論ギャンブルも致しません私は、元々外が晴天でも掃除や片付けに一日中明け暮れること、しばしばですから、今回の外出自粛においても抵抗値は高くありません。テレビ番組途中、CMの間に席を立ったその後の動線上で、気になっていた箇所を手掛け始めると、もう“夢中”になってしまい、軽く一時間経過。番組の続きを子供たちに聞いて終わることもよくあります。神殿に上げたユリの花の蕾が、開いていくのが分かるほど、朝から夕方までの時間の殆どをその中で過ごしている私が、外に出たい衝動を覚えるのは、突沸するように「山に登りたい!」ということくらいでしょうか。そう言えば、頻繁に山に登っていた頃、高千穂峰で私は『風神雷神』とすれ違いました。この表現が正解かは分かりませんが、体験は本物です。最初の難関、階段地獄を抜けて(階段は三段くらいずつ斜めに登っていくと、自然と体の向きと共に軸足が代わり、登る足を交互に使うので疲労が溜まりにくいですよ。)次のズルズルと土で滑るステージをようやくコンプリートしようとする時でした。左前方から、風が・・というか、透明の空気の中にまた透明な風の流れがあるのが視えました。それが真横で、ジェットコースターのように一回転したかと思ったら足元の石をパンッ!!と割り、そのまま後方へ・・。同時に「ワハハハ〜!!風神雷神じゃったぁ~。」と聞こえました。
『山登りは滝行に勝るとも劣らない行』と大神さまの言葉です。本当に素晴らしいことだと思います。身体は動かすのですが、頭の中は“無”になれます。これは、拭き掃除など単純作業をしても同じです。何かについて“考えなきゃ”と、考えることに重きを置いてもあべこべ雑念ばかり廻る方は、単純作業をしてみてください。私は、よく家中、お酒を少し垂らした水を使って床の拭き掃除をするのですが、解決させなければならないことさえ忘れていた内容について、ふと答えを閃いたり、急に納得や理解が生じ胸に落ちたりします。不思議ですが、思うに“無”になることで、神代の世界から(時に、仏の世界や守護霊から)受け取るものがあるのでしょう。これは、皆さんにも起こっているはずです。アーティストと言われる人たちに、ふと湧き上がるアイデアもそれのひとつでしょう。以前、私はプライベートで来る日も来る日も苦悩に苛まれており、御神託を受け取ることが上手に出来なくなっていました。「霊感がなくなったんだ・・。また、働きに出よう。こんな程度で、こんなことをしていてはいけない。」と真剣に考えていたら「神からはきちんと言の葉を降ろしておる。お前のアンテナが錆び付いておるからじゃ!!」と怒られました。その後、自分なりに大きな決断をし、実行に移すと解決したのでした。

 

ここでひとつ・・。大神さまにお示し戴いたことです。
『片付け』は、必要なものを残し、不要なものを捨てること。
『整理整頓』は、置き換えたり、並べ替えたりすること。
これ等は物に限ってのことではありません。人間関係においても言えることです。
実は、人間関係にも『断捨離』が必要なのです。皆さんから預かる御相談の記入用紙によく“人間関係について”と書かれています。

 

此度のコロナウイルス感染症をみんなで乗り越えてみせましょう。身内だけでなく、知り合いも、昔お世話になった恩師も、周りの誰ひとり欠けることなく、楽しくて賑やかなお正月を迎えましょう。その思いの先は、今年だけではありません。来年にも再来年にも向けてです。大神さまは、私へ「この前、コロナにかかってね~。参ったよ。」とインフルエンザのような扱いで言えるようになるまで、3,4年掛かると言われました。
第一線にて務むる医療従事者はじめ、人間の生命の維持に関与する務めを負う方々に敬意を表したいと思います。

 

昔、疫病が流行った時代に“己が!己が!”と我先に助からんと利己的な者が多く出た村は壊滅し、反対に“この村へは入れるものか!”と力を合わせ村を挙げて挑んだ地域はその辺り一帯ごと、助かったと言われています。
日向高千穂神道へ御予約の皆様、また授与品をお求めにおいでくださる皆様、どうか道中の行きも帰りも必要なお立ち寄り以外はなさらず、只ひたぶるにご参拝においでくだされば幸甚です。