2021年06月16日

霊媒のひみつ

木曜日を待たず、号外のように発せられた前回のお便りでしたが、速報?を届けると『ちょうど今、見ていました。』とか、『楽しみにしていました!』と仰って頂き、逆に私の方が驚きました。

 

『そろそろ、更新しないと。』と気にしてはいたものの、私的なことで大騒動・問題が林立し、優先順位を毎日、いや、日中でも入れ替えながら、慌ただしくこなしております。まだ現在進行形です。なうです。(なうなんて書くと、娘に目ざとく訂正させられるから、こっそりお便り綴っています。)

 

転載後、お風呂で髪を洗いながらも、残している家事の段取りや、自分の今夜の勉強の内容を決めて、明日の末娘の愛情お弁当のメニューを思い浮かべ、頭はフル回転。
ですから、その子が私の背後に回り、あの小さな手で何度もポンプを押して、まさか私の背中じゅうにトリートメントを塗りたくっていたなんて、微塵も気づきませんでした(笑)
いや、私の集中力!

 

トリートメントって、ヌルヌルしてて身体に付くと中々落ちないんです。
恐る恐る背中に手を回すと、まるでパティシエがスポンジに生クリームを乗っけるように、結構な量が!

 

『これを流すのは勿体ない!』そう思い、背中にシャワーが掛らないように、シャンプーを慎重に流し、年と共に回らなくなった腕を片方の腕で持ち上げながら、出来る限りトリートメントを“こさぎ”集め、攣りそうになりながらも手首を上手に返し、最近また白髪の目立ち始めた髪へ。

 

もう、自分の髪へのいたわりなど、そこにはございません。
コマーシャルで観るように、長い髪をサイドに持って来て、優しく撫でるなんてシチュエーション、あるわけがない!!
(毎日が、時間との闘いを過ごす私は、トリートメントを流さずに上がってしまい、せっかく身体を拭いたのに、またシャワーということが度々あります。)
その時も、必死で、“どげんでんこげんでん”塗りたくっていました(笑)

 

じゃないと、きっと次は、床やら壁やらに塗りたくられるんですよ、おそらく。
二歳児は前操作段階。
負けないぞ、私、この前から保育士(笑)

 

※県外の氏子さま、上記の”〇〇“は、鹿児島弁ですよ。

 

終始、それを見ていた二歳児は、私が曲芸でもして見せたと思ったのか、『おーーっ!!』と拍手。
もう一回やっての合図で、短い人差し指を可愛く立てて見せました。

 

テイク2やるか!
すっかり、段取り忘れてしまったわ(泣)

 

さて、こんな私ですが、霊媒です。
役割距離はこれくらいにして…。
以下、真面目にします。
出来るかな、最後まで(笑)

 

このところ、所謂『霊的な相談』が続いています。
宮司からの薦め、権威ある医師たちからの紹介も度々申し受けているのですが、次回以降、ご紹介差し上げていく数々のエピソードは、霊媒である私の本領発揮が出来た事例です。
口八丁手八丁ではないことをお分かり頂けると思います(笑)
どれもひとつひとつが深い内容となっていますから、回数を分けてお便りすることにします。

 

その前に先ず、氏子の皆さま方へ『霊的世界』のことで、共通理解を賜りたいことがございまして、ご説明を差し上げたく存じます。
きっと、それらに関して『認知の歪み』を持っていたことに、大概の方は驚愕なさるのではないでしょうか。

 

『霊視』『霊査』について。

 

神殿で御神託を口に降ろし、来談者の方に向き直して、私の言葉で更に補足を加えます。
託宣を伝えている時は、トランス状態ですが、同時にその内容に関するビジョンも、私には視せられています。
また、インテーク・アセスメントの段階でも、それは起こっています。

 

だから例えば来談者が、『この前、夜中に金縛りに合って、その時に霊が…。』と話し始めると、それが視え始めるので『○○色の作業着を着た、〇歳くらいの男性でしたね。』と、助け舟を出すと、『はい、そうです!そんな恰好でした。』と言われます。
リアタイじゃなくても、視えるのです。
時空を超えるとは、このことでしょう。

 

霊視の対象は、前世に始まり、やがて出会う人生のパートナー、未来の職業(天職含む)、いつか誕生する我が子の顔、進学や転職した先での様子、故人、飼っていたペット、購入しようする土地のこと、行方不明者の安否や現況、失せ物、試験の合否、疾病の予後、このまま夫婦別れずにいたらどうなるかなど、枚挙に暇ががありません。

 

初めて来宮された方に、
『どうやって分かるんですか?』
『誰が言ってるんですか?』
『どんな感覚ですか?』
とか、御神託の内容じゃなくて、そこに食いつかれることがございます。

 

いや、先に進めない(笑)

 

さながら、家電の新製品が発売され、その真新しい機能に釘付けの如し(私的に爆笑)

 

とはいえ、こちらは限られた時間の中で、最高のパフォーマンスを考えているのに、もう目の前の悩める子羊さんは、
『もしかして、悩み変わっちゃいました?』
『そっち聞いて帰ります??』
と問いたくなるような様子です(笑)

 

そんな方は待合室に声掛けに行くと、
『この人がねぇー、へー。』
と、まるで宇宙人でも見るかのように好奇な目で、じろりと私を見ているのが分かります(辛)

 

時には、私に
『あのぉ、先生を呼んでください。』
とか、また、待合室からそのまま神殿に御案内し、奥の椅子に私が腰かけると、
『えっ、この人がするの?』
『あんた!そこ座っちゃダメじゃない!』
と驚かれているのが分かったりします。

 

『生きてるよー!』
『おんなじ人間だよー!!』
と、芸人の
『児嶋だよー!』
みたいに言いたいですが、全く分からない世界でしょうから仕方ないですね。
もう、そんな『いかがわしい』目で見られるのにも慣れましたけども(笑)

 

『全部、見透かされると思ったら怖くて、ここに来るのに勇気が要りました。』
などと言われることもあります。
『変な話、裸も視えるんですか?』
いえいえ…、変態ではございません。

 

『前、友人が“○○神社が出て来てくださってるから、行ってごらん。○○なことがあるよ。”って金城先生に言われて、本当にそうなったんですが、それみたいに今日はないのでしょうか?』
と、本日残念、私の霊力が落ちているかのように、言われたりすることもあります。

 

『私の前世は何ですか?知り合いは、御神託の中で前世も教えてもらったと言っていましたよ。』
と、私がケチ?出し惜しみでもしているかのように言われることもあります。

 

全てに応えましょう。
霊視の世界はこうです。

 

◎霊視は基本、『受動的』
質の良い霊媒は、『視せられるものを正しく受け止めること』が大事だと知っています。
尚且つ、『何でもかんでも視せられる訳ではない』ことを熟知しているので、頼まれてもいないのに視てあげるとか、勝手に視て物を言うというようなことは、致しません。

 

得意げに、これをしたがる人がいて無責任な発言をし、頼んでもいないのに周りの人を不安にさせ、結果、言われた人は、廻って私を頼って来られてますから、うちで尻拭いしているようなものです。

 

そういう偽物は、『能動的』に霊的世界と関わろうとしたがります。

 

※ “必要なビジョン”は、こちらから聞いていなくても、それが原因や解決に資することならば自動受信させられるのです。

 

だから聞いていなくても、関係あらば、前世や神社などが出て来ますし、肉体に関する悩みであれば、体内まで視させられます。
これまで、不妊の相談で、私が卵巣の機能低下や卵管の詰まりなども言い当てて来ているのは、霊視によるものです。
そして、そこから先はドクターに繋ぎます。

 

『32歳で閉経すると数字が視えますよ。今世、子どもが欲しいなら、早く結婚して、出産を急いで!』
と、私の信頼する医師を紹介すると
『所見でもその通り。金城先生は、レントゲンみたいだね~。』
と感心されたことが何度も。

 

結婚する時期や、病人などの寿命を言い当てるのも、数字が出て視えるのです。

 

しかし私は、外では一切霊媒であることは言いませんし、能動的に世の中を視ません。
だから、小学生の息子は私に
『友達とか、そのお母さんとかが言ってたけど、本当に、ママって有名なの?うっそだぁ!ただのおばちゃんじゃん。』
などと失礼なことを言ってきます。

 

息子と言えど、軽―く生霊飛ばしてやる(笑)

 

◎視え方は二通り
【はっきりくっきり視える時。】
4Kテレビのように綺麗に視えます。
街中で全く意識していない時に、良くあります。

 

例えば、トイレ。デパートなど人が集まる場所のトイレです。
私が手を洗っている時に、普通に入って来られ、私も通りやすいようにスペースを譲り、背後で扉の閉まる音も聞いているのに、振り返ると誰もいない。
よくあるパターンです。
そう言えば、レトロなワンピース着てたな、色白で、通り道譲ったのに無表情だったな、と後で気付きます。
扉の閉まる音も、実際の耳で聞いている訳ではないのです。

 

信号待ちをしている時、視界に入っていた小さな男の子が、壁の方に向かったと思ったら一瞬で消えたり。この時は、助手席に乗っていた大学生の息子も視えていたようで、同時に『えぇ!』をハモりました(笑)
まだまだありますが、尽きませんので…。

 

【ぼんやり視える時。】
この世の風景に重なって視えたり、スクリーンに映し出されるように視えたり、頭の中で過去を思い出すような視え方をします。

 

例えば来談者が、好意を寄せている人のことを話し始めたりすると、まるでこの来談者に彼とのことを、日々逐一、相談されて来ているかのように、その彼の為人(人となり)や性格が、昔からの幼馴染みたいに頭に浮かんできて分かります。
『この彼、こんな時はこういうこと言いますよねー。』
が、そのままなことも多く、
『はい、彼は全く同じこと言いました。言い方もそっくりです。』
という感じです。

 

霊障の御相談の際も、それが起きている場所や家土地を、まるで私も知っていて、思い出のように視せられます。
そして、来談者の御相談内容によっては、その人の肩越しだったり、頭の上だったりに、霊視の映像が重なっていたり、映画のように動画でスクリーンに流れたり、連想ゲームのヒントみたいに断片的に視させられたりします。
時には、敢えてそれらが、過去のビジョンだったりすることもあります。

 

●何より『霊査』を正しく出来ることが大事。
医師が、レントゲンやエコーの画像を、正しく読解した上で、手術や投薬をするのと同じです。
当てずっぽうで致しません。
ここを間違えると治せませんし、二次障害を起こしたりして大変なことになります。
だから、医療機関によっては、読解専門の医師がいる場合もあります。

 

私が、どんなに頼まれても、いきなりお祓いをしないのは、そういうことです。
原因が分からないのに、祓えないのです。
祓っても無意味なことがあるのです。
実際、解決法が供養だったり、慰霊だったりすることも少なくありません。

 

●霊視は霊媒の心身の体調や、また視てもらう側がどれだけ信頼し、胸襟を開いてくれるかが大事。
懐疑心や好奇心は、霊視・霊査の邪魔になります。
それにより、分からなくなることはありませんが、霊媒は不毛なエネルギーを使います。
そして、その心は霊媒に当然伝わりますから、視る側もモチベが下がります。
損をするのは、お願いする側ですし、霊媒側もいい仕事が出来なかったと悔みます。

 

●視せられたものを、きちんと言葉や文章に出来る表現力を持っていることが大事。
霊媒だけが理解し、何が視えたのか、なぜそうするのかの根拠も言わず、ただお祓いや供養しなさいは違うのです。

 

医者も自分だけが理解し頷いて、うんうん言っているタイプがおりますが。

 

『よく分からないけど、言われたからする。』
より、霊媒もまた頼る側も心をひとつに合わせてこそ、しっかりと解決出来るものです。
つまり、霊的世界にもICが必要なのです。

 

よし!
これで、御精読中の皆さんには、次回からスタートします、連続3話の予習をして頂きました。
ノンフィクションでお届けして参ります。
お楽しみに!

 

『いやー、霊的世界って、奥も横も縦も広いんですねー!
さいなら、さいなら、さいなら(笑)』

 

ほら、最後まで真面目に出来なかった(笑)
なんなら、最後でいちばんふざけてしまった(笑)

 

写真は、末娘の探索活動の物的証拠です。
たまに、霊障なのか、この子の仕業なのか分からない現場に遭遇します(笑)

 

因みに、金城家は今、
『イヤイヤ期』と、
『反抗期』と、
『思春期』と、
『更年期』の
フルコンボです(笑)