2021年08月27日

神仏界の薬?

先日、二歳の娘が、急な熱発でした。
さっきまで、腹ばいの私の背中に乗り暴れていましたが、さすがに疲れたのか子亀のように背中の上にピタッと、同じく腹ばいに眠りに就こうとしていました。

 

「あれ?なんか熱い。」
小さく横たわる身体を検温すると、38.6度。

 

このご時世ですから一瞬心配しましたが、沢山、子育てをして来ましたので、急な高熱は何らかのウイルスによるものだろうと、また元気があったのできっと喉からだろうなと思い、水分補給だけ気を付けて、翌朝受診することにしました。

 

「風邪ですね。喉が赤いです。」
かかりつけの小児科医の言葉に安心を頂戴し、座薬を含め飲み薬を処方されて自宅へ戻りました。

 

昼から投薬を開始しましたが、熱が夜には39度2分まで上がっていました。

 

病気になると、やっぱり私(第一養育者)でなきゃ駄目です。
普段、娘に選抜されているアンパンマンを以てしても違うようです。
いつもは、私、アンパンマンに負けるのに…。

 

力のない目をして抱っこをせがむ愛娘を、ひたすら抱え続ける。
その体温が伝わり、私まで熱くなります。

 

「座薬使おう。」
既にその日にとっては、二回目の投与になるのですが、水分を取らせるために、そして辛さを軽減してあげて、ちゃんと眠らせるようにとの私の思いでした。

 

座薬を入れて、いつものように二階の寝室に上がる時の、娘の三種の神器を用意です。

 

そのうちの一つ、彼女の愛着対象になっている(何故か、私の冬用のもこもこ肌着を気に入り、一度着用したのみで奪われてしまった)名称“ふわふわ”に、コロコロを掛けている時でした。

 

「いきなり出て来ごめーん。誠にすいまめーん。」
とは、決して言いませんが、不意に出雲大社が“出て来た”のです。

 

“浮かんだ”とは違うのです。
“出て来た”のです。

 

この違いは、体感しないと分からないと思いますが、
どういう風にかというと、うーん、そうですね。
パターンがあるのですが、今回はその“ふわふわ”の表面に平面ですが現れたのです。

 

“ふわふわ”の表面の一部分が、スクリーンになったとでも言いましょうか。

 

『あっ、出雲大社が出て来た。なんで?』と思っていると、頭上、右から声がしました。

 

「人参をすりおろして、その搾り汁を少量で良いから、飲ませてみないか。熱はストンと落ちるぞ。」

 

『え?何??聞いてもいないのに。』と思いました。
余りにも唐突なことでしたから、夏休みで帰省している長男にすぐさま伝えました。
彼はその時、コロコロを掛けている私のすぐ横にいたのです。(コロナ禍ですが、自動車学校のこと等あり、充分に対策をしての帰省をさせました。)

 

「ね、お兄ちゃん、やってみようよ。聞いてもいないのに、そう言われるってことはさ、なんかあるんだよ。」
私がそう言うと、妹思いの長男が冷蔵庫から人参を取り出し、すりおろし始めました。

 

「もういいんじゃない?」
3分の1ほど、残した段階で私は声を掛け、使い捨ての手袋をはめて、ギューッと搾ってみました。

 

「大根みたいに水分がないからなぁって思っていたけど、結構出るものだね。」
私はそう言いながら、娘が警戒しないように先ず、飲んで見せました。

 

「甘ーい!」
と、『ハンバーーーグ!』みたいにまでは言わなかったけれど、パフォーマンスを振舞うと、少し座薬が効いてきた娘も嫌がらずに飲んでくれました。

 

「これで、効いたら凄いね。」
なんて会話をし、それぞれ床に就きました。

 

翌朝、検温すると平熱です!
36度台に戻った娘は、益々パワーアップしているようにさえ見て取れました。

 

「兄ちゃん、凄いね!凄くない?」
と、私が興奮していると、
「神さま、すげ。」
と、長男。そして続けて、
「いや、凄いけど、お母さんが驚くのダメでしょ。」
と、鋭い突っ込み。
「あはは。だよね(笑)」

 

いや、でも不思議。
子育て経験上、こんなパターンは、3.4日は高熱が続くものと思っていました。
それが、一晩で回復するなんて!

 

その時は、気付かなかったけど、出雲大社には大国主命さまが鎮座されているので、つまり、医療・薬の神である少彦名命さまも同じく鎮座されているということだから、病に関して知恵をくださったのだなと思いました。だから、出雲大社が出て来られたのだなと。

 

有難いです。神さま等(たち)にお助け頂くなんて…。

 

そう言えば、昨年だったかな、こんなこともありました。

 

男性の氏子さま、理学療法士を生業になさる方です。

 

「三ヶ月ほど、腕の痛みや不調があり、仕事が出来ません。三か所くらい整形に診てもらったけど、変わらず…。」
と来談に来られました。

 

話を伺いながら、私にはある風景が視えていました。
田んぼの中を通る農道のような田舎道です。

 

「こんなところが、視えているのですが、そういう所を出勤などで通りますか?そこで、未成仏霊が憑いたようです。恐らくこの信号のない交差点は、見通しが良い分、過信して逆に事故が多分に起きているはずなんです。」
と、伝えました。

 

「自分は病院内ではなく、高齢者の在宅を訪問し、リハビリをしているのですが、そこはよく通る道です。」
と、言われました。

 

霊障ならば、医者では治せないのです。

 

『私が浄霊するほどではないかな…。』と感じましたから、大神さまにお訊ね申し上げました。

 

「アーモンドを熱く煎って、それをアツアツのまま食べなされ。また、入浴時、アーモンドのパウダーをその腕に擦り込むのじゃ。」

 

「アーモンドですか?」
「はい。アーモンドですって。」

 

「コンビニに販売している素焼きのミックスナッツの中のそれで構わないから、兎に角やってください。パウダーの方は、スーパーのお菓子作りのコーナーなどにあると思いますよ。」
と、お伝えしました。

 

数日後に、その氏子さんより、メールを頂戴しました。
そこには、あの日早速、神殿から帰りにコンビニなどで買い物をし、自宅で御神託通りにやってみたということ。すると、その時から嘘のように腕が動き、痛みもなくなったこと。おかげで、既に仕事に復帰出来ていることへの感謝が丁寧に綴られていました。

 

後日、『何故、アーモンドだったのか。霊がアーモンド好きだったのか。』という、彼の質問がありましたが、憑依霊の嗜好でないことはお伝えしました。これを、ご説明差し上げるのは、中々難しいのです。

 

こういう時の食べ物って、医学界で言うところの薬の役目をしているのでしょうね。
神仏界では、スピリチュアルフードとでも言いましょうか。

 

ただ、それらは、至ってパーソナルであり、きっと一様ではありませんでしょうから、安易に捉えないで頂きたいです。
まぁ、真似しても毒にはなりませんが。

 

私でも、日々、大神さまの叡智には、只々感服しています。

 

写真は、どうやら元気になった二歳児が遊んだ後のようです。
保育園に送り、戻ってくると、アンパンマンが病床に臥せられていました(笑)
自分が元気になったから、今度はアンパンマンに優しくしてあげたのかな。
私の布団は奪うのに(笑)