2022年03月18日
天上界と人間界のシステム(続編2)
それを根拠を持って論ずる前に、こちらをご覧ください。
『こんばんは。
夜分に失礼します。
一気に汗ばむ陽気になり、ついていけない今日この頃です。
慌てて薄着を出しかたでした。
ところで、お便りのお知らせありがとうございました。
レトロなクリームソーダに目を奪われて、どんなお話かと、いつものように夢中になっていると、なんだか今回は、ほっこりと、いうか、クスッと笑えるというか…。
温かい気持ちにもなりました。
何より食いしん坊の私は、早速チョコチェック。缶は限定品で、早々に売れ切れでした。缶、可愛すぎ。
おばちゃん心に刺さりまくりです。
でも、どうしても食べてみたい私は、山形屋に電話し、ホワイトチョコをゲットしましたー‼︎
シュワシュワチョコ、初めての食感に感激でした。
私にとって、本日のお便りは、2度美味しい内容でした。
お礼まで』
ホントにすごい!
本当にすごいです‼︎
あるところで、ひとりの人間が、引きこもりの末に焼身にて自死し、30代前半でその生涯を終えられました。
本来なら、家族親戚(やからうから)でもない私たちは、当然彼の存在すら知らないままでした。
ところが、どうでしょう。
このお便りにご紹介する運びになったことで、仮にも彼が持っていたであろうソーシャルネットワークよりも、分母の広い、言うならば“ゴッドネットワーク”を得ることになったのではと考えられるのです。
“伝説の引きこもり”
“カリスマ引きこもり”
私がふざけている訳ではありません。
彼が嬉しそうに、私の入浴時に伝えて来たのです(笑)
『ゾワーっと鳥肌が立ちました!でもそれは怖い感じのするものでは無く、何か尊いものを感じた?見た?様な感覚です。
それにそのクリームソーダのチョコレートは焼身自死なさった方からの、慶子さんへの感謝の贈り物ですね。慶子さんが、天上のカラクリを熟知されてるからこその、今はモノ言えぬ身になった精一杯気を利かせた御礼だったのでしょう。胸が熱くなります。きっと、東北の震災で身罷られた多くの方も家族に伝えたい事沢山あるんだろうなぁ。自分と慶子さんが東北に住んでたら、きっとお役に立てる事も多かったでしょうね。いや、これは駄目ですね。ただでさえ忙しい慶子さんの、身が持たない!目頭が熱くなるお便り、有難い!実に有難い』
『けいこねぇちゃん、この亡くなった方からありがとうとお礼な気がしたよ〜。クリームソーダのお礼』
前者は、流石の読解力を携える狭野宮の小多田将志神職からのメール。
そして、後者はなんと私のいとこから(笑)
彼女は正しい信仰心を持っていますもんねぇ。
そうなんです。
私は、今回のケースを深く考察するには及ばないとしていましたが、実はこの私こそ、上の二人の見解に信ぴょう性を与えるケースを多数こなして来ているのです(笑)
本職だし(笑)
そのうちのひとつを御紹介しますね。
もうかなり前のことです。
ある女性がご相談においででした。
ともに50代半ばであったのですが、病にて突然にご主人を亡くされたそうです。お互いにその年齢でしたが、仲睦まじく生活(たつき)を送っておられたようでしたから、その悲しみたるや察するに余りありました。
「会いたい。どんな形でもいいからもう一度会いたい。」
涙ながらに訴える女性の前に、いつもながら
『私が魔法使いのように“えいっ!”出してあげられたらいいのにな』
などと思いながら、もらい泣きしそうになる感情を抑えつつ、神殿に向き合いました。
静かに霊視を始めると、そのお宅のキッチンが視えてきました。特徴を伝えると、女性の自宅だと言われます。
「奥さまが台所に立たれる時、特に調理をなさる時、見ているこっちが恥ずかしくなる位にピタッと背後からくっついておられます。そして横から覗き込んで、“美味しそうだね”とか“もう出来る?”とか言ってらっしゃいます。成仏されていないのではなくて、ご主人の思いで、そうやって近くに度々来られているようですよ。」
とお伝えすると、
「恥ずかしいのですが生前の私たちの姿そのものです。」
とおっしゃいました。
私は続けました。
「ご主人が、泣いてばっかりいないで、一緒においしいものでも食べようと言われています。チーズが好きな方でしたか?今も冷蔵庫にチーズ、入っていますよね?視えています。それに合うように“白ワインを送るからね”だそうです。」
「チーズ、好きでした。お供えするために買ってあります。でも、亡くなった人から、どうやって届くのですか?」
ふと、奥さまが、真顔でお顔を上げました。
その状(さま)は、私に対して半信半疑なのではなく、“それならば、しっかりと受け止めたい”と言う切実な思いを可視化されたようでした。
「もちろん肉体無き者は、自ら物質的な事を叶えられません。だから、生きている誰かから、手にすることになるのです。」
そう言って、私は神殿劇場で展開してきた事例をいくつか挙げてお話ししました。
「まぁ、楽しみに待っていてくださいね。」
しばらくした後、話を締めくくり、お帰り頂きました。
それから、どれくらい後だったかは、もううろ覚えですが、また奥さまよりご予約を承りました。
そして、おいでになられた開口いちばん、
「届きました!白ワイン!」
とおっしゃいました。
「でしょ?どなたから届きました?」
「主人の職場の上司です。いつもお歳暮をくださる時、この上司は決まって“ハム”なのです。なのに、今年初めて白ワインだったのです!私は、“何故、白ワインだったのですか?”と聞きました。そしたら、“何故か白ワインを送りたくなった。”と言われました。こんなことってあるんですか?」
「ありますねぇ。…ありましたでしょ(笑)」
終始、優しい『気』が流れていた覚えがあります。
私には視えることが、“この世の人間全てに起こっていることではない”ということを、私は分かっています。
だから、どうしたら皆さまにそれを上手く伝えられるか、また現実味を帯びるのか、苦慮する時があります。
ですから、こういう神霊の計らいは、時に私への“助け舟”であり、大変救われています。
私は、ずーっと言い続けて来ました。
「人間界で起こることや、人間が発する言葉、また行動は、この世のレベルの事だけではなく、実際はそれらは全て、天上界(神代の世界、若しくは仏の世界)と密接に繋がっていて、共働したり連動しているのだ。」
ということを。
だから、自分の考えであり、自分が起こした行動には間違いありませんが、その言動は天上界と人間界の(無形だけれども、)有機システムによって形成されていると推測されるのです。
なんか、論文の締めみたいになった(笑)
これもまた、其(そのが)システムによる事象(笑)
「はい、大神さま。あと7回のスクーリング、8つの論文、私、忘れてはいませんよ。」