2022年03月21日

守護霊のアシスト

お訊ね事のひとつとして、自分の守護霊について知りたいという氏子さんは割といらっしゃいます。

 

先日も保育教諭の方でしたが、霊視をすると平安時代の女性がお姿を視せてくださいました。そして、私にはなぜだかこの女性が、百人一首に長けていると分かります。

 

「手に茶色の扇子を持ち、百人一首を読まれる方がいますね。」

とお伝えすると、

「私、あまり勉強は得意な方ではなかったのですが、どういうわけか百人一首だけは、直ぐ覚えられたんです。百人一首のカード、持ってます。」

と言われました。

「凄いねー!お若いのに、百人一首に高じるなんて!」

と、言いながら毎回のように、私のこの“凄い”は、自分にも驚いていました(笑)

 

そう言えば…

もう数年前ですが、ある氏子さんの守護霊を視た時のことです。

「酒屋の娘だったようですね。足の悪い父親を助け、店先に立つ看板娘でした。お客さんに好かれ、都へ行く人や旅に出る人から、土産は何がいいかと聞かれると、決まって“かんざし”と答えていました。かんざしを眺めることで、自分は到底行けることも出来ない地域に想いを馳せていたようですよ。」

とお伝えしました。

 

すると、

「私、実は美容師なんです。美容師になったのも、かんざしが大好きで着付けをしたくてでした。かんざし、沢山持っています。」

 

ってこともあったなぁ。

 

 

守護霊を霊視した時のことを挙げると、きりがないので割愛です(笑)

 

 

ところで、この守護霊、中々アシスト上手でいらっしゃる。

 

人間ひとりひとりの“たましいの担任”ですが、助けるばかりではありません。

その人の学びになるなら、逆境とみなし、見護り態勢に徹します。

 

また、黙ってばかりでもありません。

直接担当している人間に声を聞かせることは出来ませんので、事故や病気、怪我、不運などを起こして本人に気付かせようとすることがあります。

 

例えば、今、受験シーズンに因み、簡単に例えを挙げると、実力的に絶対合格だと言われていた生徒が不合格になってしまう場合などがそれに当たります。

 

タレントで名誉博士のさかなクンも、且つて行きたい学校に行けなかったことがあるそうです。

でも、だからこそ、今があると言えるのかもしれないのです。

 

 

守護霊が、「そっち違うよ」と判断し、本人にとっては辛い結果であっても、それは長い人生においては刹那的なことであって、「結果オーライになるよう、ここでシフトチェンジしとくね」と介入して来る場合がありますから。

 

そして、時には人間を操って、その人の意思に関係なく、言葉を発生させる時があります。

 

”そんなこと言うつもりはなかったのに、つい言ってしまった。”

ということありませんか?

 

勿論それは時に、未成仏霊の仕業の場合もあります。

 

これについては、また後の機会にご紹介差し上げることとして、今回は、不思議な経験をされた氏子さまの実話です。

 

 

その氏子さまは、大変優秀な女性でいらっしゃいます。

 

しかしながら、此度その特殊な職場が入札を断念し、事業継続がままならなかったことから、本来の彼女の手腕を発揮できる立ち位置がなくなってしまいました。

 

そこで、新年度よりは、その国家資格を活かし、本来の自分の道を辿るために、やはり転職しかないと心に決められ、いくつかの職場の求人情報をお持ちになってのご相談でした。

 

私は、複数の職場をそれぞれに視て、彼女がそれらで働いた場合の人間関係や、業務内容、雰囲気などをひとつひとつお伝えしました。そうして、面接の優先順位を決めることになったのです。

 

経歴もキャリアもお持ちの素晴らしい女性ですが、第一希望の職場には、他にも既に複数名応募があると聞き、確実に採用となるためには、大神さまへ後方支援をしてもらわねばならないと、就職祈願のお願いをなさいました。

 

その甲斐もあって、(もちろん、彼女に合格の要素がてんこ盛りだったのですけど)強力なライバルたちをしっかり抑えて、見事、ただひとり採用となったのです。

 

「やっぱ、素晴らしいですねー‼︎さすがだ‼︎」

と、感心しながらその吉報を共有していると、その氏子さまこそ、浮かれて良いはずなのに、少し怪訝な表情でおられます。

 

「どうしました?何か、心に掛かる雲でもあるのですか?」

私がそう聞くと、こう言われました。

 

「実は、面接の時に、いちばんトップの方から、“子育てをしたことは、ありますか?“と聞かれました。金城先生もご存知の通り、私は独身です。ですが、その時とっさに、“はい”と答えてしまったのです。そのことが、入職してから問題にならないか、また私はなぜそんなことを言ってしまったのかと悩んでいるのです。」

 

「なるほど。分かりました。」

 

 私は、願い下げの儀式を終えた後、大神さまへお訊ねしてみました。

 

 

「そなたの守護霊が頓智を利かせたのじゃ。」

と、ひと言託宣が降りました。

 

「あー!そうなんだ!このトップの方は、この面接でかなり突っ込んだ質問を次々投げかけて来ていました。私が、その時、“はい”と答えると、にっこりして“それならよかった”とおっしゃったのです。危なかったぁ。私、嘘なんかついたこと一切ないし、ましてやこんな大切なことで。本当に不思議でした。」

 

 

やっと採用が決定したことに対する、本物の安堵の表情が見えました。

 

そして、大神さまが続けてこう言ってますと、私はそれを伝えました。

 

「もし、仮にも“いいえ”と言っていたら、面接官は“あ、それならよかった。子どもさんのことで仕事を休むということは、なさそうですね。”と返事をしたぞ。

どちらの返答をしても、採用された。

だから、正直に言わなかったということは、余り問題ではないのじゃ。

因って、自分を責める必要はないぞ。」
って。

 

「安心しましたね。」
私はそう言って、その時を終えようとしました。

が、あとひとつのお訊ねに答えていないことに自ら気付き、もう一度軽く目を閉じました。

 

そして、自分の言葉で伝えました。

「入職してからのことですが、子どもの情報について、聞かれることはないと思います。それに、年齢的に子どもがもう独立していると言っても分かりませんから、適当に県外にいることなんかにしておけばいいですよ。そこ、職場にとって不毛なところです。それよりもしっかり、結果で返してくださいね!」

 

 

真面目に誠実に日々を過ごしておられるこの氏子さまが、嘘をつくなんて考えられない、騙すなんてあり得ない、要領を変に足らしめた訳でもない、これはもう『人間業』ではない。

 

それが守護霊によるアシストなんだということを、私はまた目の前で視せられたのでした。

 

 

ここ最近、お便りをたくさん書いていますが、時間が余っているわけじゃない(笑)

レポートを書くには時間が足らないだけなのだ(笑)

 

 

これも守護霊のアシストかな。

なぜなら、来週から少し、受付•業務共に停止する期間がございます。

詳細は、ご予約にて確認くださいね。