2022年06月04日
ヘルプ ミー!
中学生の息子のNRTが返って来た。
正確にいうと、私が彼の通学バッグをルッキングフォーした時に、(←ライク“ルー大柴”)偶然見つけたのだが(笑)
(余談に過ぎないものの、ルー大柴の“藪からステック”は秀逸だと思っている。)
もうガクブルである。
大抵の悪霊にも動じない私だが、これには背筋がフリーズした。
これはもはや、老眼からくる視力低下の問題ではあるまい。
私が顕微鏡なら(←変な仮定法!)、必死でレボルバーを自動回転させているところだ(笑)
こんな狭小三角形、極小四角形も、見たことがない‼
なんなら、三角形にもなりきっていない直線さえある‼
教職員を生業になさる日向高千穂神道の氏子さま方でも、これは間違いなく「まぼろし~~!」であろう。それは数年間、大手進学塾で講師をしていた経験のある私も同じだ。
「見て!やばくない⁉」
側にいた高校生の娘に思わず振った。
「わ!やば。でも、何⁉」
「え?何⁉って何?」
更に恐怖が転がっているのかと恐れる私に、
「見て。社会のところ。あいつ、全く分かってないくせに、何で“国民主権と政治”なんか出来てんの?」
私は、娘の指さした箇所を目で追いながら、
息子には悪いが『絶対まぐれだな。』
娘には感服し『瞬時にそんなところに気付くんだ。』
と、自分がダブルバインドもどき状態にハマってしまっていることにも気が付いた(笑)
ちなみに、娘は数学もちゃんと出来ているのに、あまりにも英語に長けている為、錯視に陥った私から「苦手科目を減らさないとね。」と理不尽に怒られたことがあるそうだ。
全く覚えていない(笑)
申し訳ございませんでした。
「あんたさぁ、顔が全部持って行ったね。」
ため息をつく私の代わりに、娘が弟に毒づく。
確かに、息子は誰にも褒められるイケメンだ(笑)
しかし、流石に“思春期真っただ中のだんすぃー”にその言い方は…と案じていると、
「えっ⁉僕、顔がいいの?」
なんだこのリフレーミング活用‼(爆笑)
支援教育専門士の私より上手く活かせていないか⁉
(きっと今、教職員だけでなく、支援員さん始め、保育士、SW、PSW、PT、OT、STなどの氏子さま方は、特にニヤニヤしていることでしょう。)
親としては、複雑なんだけどなぁ…。
そんなブロークンハートを癒すため、三歳児に見つからないように、こっそりお風呂に入ったつもりだったのに…。
「もう!ここにいたのかぁ‼ママったらぁ~!ひとりでいったらダメだぉ~!」
と、私の口調にそっくりの言い回しで、バスルームのドアを豪快に開けられた。
一応、それなりに恥ずかしいが、子育て中の母親に人権はない(笑)
そして、「おいで」とも「一緒に入る?」とも呼んでも聞いてもいないのに、既に脱ぎ始めている三歳児(笑)
ゆっくり湯船に浸かるというお風呂の醍醐味は、これからだったのに…。
勝手に入って来た三歳児によって、あっけなく私の至福の時間は終了した。
「ね、こうやって!違う‼こう‼」
ヘロヘロになるまで、たましいを削り御神託を降ろし、また廣前で狩衣を纏い祝詞を奏上し、祈願や修祓を執り行う私を労うことなど全く知らないこのリトルモンスターには、洵に敵わない(笑)
いつものように湯船の中に立たされて、季節外れのジングルベルを、エアーギターで歌う三歳児に合わせて、何故か地味にエアーカスタネットをさせられる50歳の神職(笑)
せめて、ドラムにでもしてくれたら、ちょっとはヤル気もだそうぞ。(笑)