2023年09月01日

新秋の候

 たくさんの氏子の皆さま方、前回のお便りに「深く共鳴した!」との、お声を掛けてくださり、本当にありがとうございました。

 

お便りの更新に気付いてくださっていることが、とても嬉しいと思っています。

 

私は、来季に本の出版を控えているため、諸々のエピソードを、そちらに向けて書き進めているところです。

 

この神職のお便りの中も、これまで驚くようなエピソードばかりですが、本にはまた更に素晴らしいエピソードが揃う予定です。(有能な編集者の方々にも絶賛頂いています。)

 

どうぞ、引き続き楽しみにお待ちくださいますと幸いに存じます。

 

 

 今日から長月です。

 

 

振り返ると、この夏は、六月灯を始め楽しいイベントなどが、ほぼ例年通りに開催され、活気と笑顔が溢れました。

 

 

金城家の末娘は、貴重な平成31年生まれ。誕生とコロナの日本への侵入が同時でしたので、夏にだけ開放されるウォータースライダーのあるプールの存在、いつもは厳かな神社に屋台が並ぶお祭り(六月灯)、静かな夜空に大きな音と眩い光で打ち上がる花火などを初めて経験した夏でした。

 

 

同じくらいのお子さまを養育されている氏子さま方も、経験させてあげられなかったことを、たくさんして差し上げたことでしょう。

 

 

 

 一方で世間では、水難の事故が多かったように感じていました。

 

『コロナ禍であった3年間は、人間が動かなかったから、今年、自然霊等は一気に3年分の“生け贄”を求めたのだろうか‥。』

 

ふと、そんなことを思うほどでした。

 

 

 方や、不慮の事故や防げたであろう不注意からの事故もありました。

 

そして、それにはこんなことを思いました。

 

 

一、乳児はしっかり肌を離すな。

 

一、幼児は肌を離せ手を離すな。

 

一、少年は手を離せ目を離すな。

 

一、青年は目を離せ心を離すな

 

 

 

 これ、ご存知の方もおられるでしょう。

 

 

そう、アメリカインディアンの子育て四訓です。

 

 

私も(まだ現在進行形ですが、)6人の子どもたちを養育している母親として、この訓示には深く共鳴しています。

 

 

 

 

『宿命や天寿というものには、敵わないかもしれない。でも、それにさえ抗えるように、活かせる経験則を身につけ行き、見通しや予測の力を高め危機管理能力を強靭なものにしていきたいものだな‥』

 

 

 

初めて、指宿市山川にある、”たまて箱温泉”を訪ねてみました。

 

 

 

入浴後、空を見上げながら、先程のようなことを考えていた時です。

 

 

 

 

一瞬のうちに龍神さまが現れました。

 

 

 

いつもは、そのお姿を写真に収めたりはしないのですが、日向高千穂神道の氏子さま達にも間接的にお披露目くださることを、此度はお許しくださいました。

 

 

龍神さまと私の契りの元、この『神職のお便り』にそのうちの一枚をご紹介しますね。

 

 

 

 

右向きのお顔、ツノや目、口、ヒゲまでもよく見ることが出来ます。

 

 

 

 

今年も残り4ヶ月。

 

来年は、辰年です。

 

 

ですから、どうか、安易に他のSNSで晒したりすることなどは、お控えくださり、天を仰ぎ見るかの如く、清らかで和やかに心を整えて拝観くださいませ。

 

 

2023.8.19(日) 19:05
指宿市山川福元3292
たまて箱温泉 駐車場にて

撮影者 日向高千穂神道 斎主 金城慶子