2024年12月19日

神仏混淆への変遷 其の二

「あれは長月の15日のことでした。と言うか、全ての仏像の準備はその少し前には出来ていたんですけどね、どうせならそれぞれの縁の日に一体ずつ開眼供養をして行こうと決めていたんです。そうなるとトップバッターは阿弥陀如来さま。菩薩や明王、天部と違い、如来は悟りを開いておられますから格上にございます。‥なんか大奥のナレーションみたいな口調になりましたね、あはは!(笑)あっ、ふざけるとまた「こらこら。」と叱られてしまいますので話を戻して‥。そう、その阿弥陀如来さまの縁の日は15日なんです。そこで、その日、あっ、この前の9月の15日のことですからね。私は13:00頃から準備を始め、そのまま勧請(かんじょう)をしました。先ず大神さま等(たち)にその旨を祝詞で伝え、阿弥陀如来の木の像を祓い浄め、次に阿弥陀経や阿弥陀経根本陀羅尼、真言を上げていきました。普段から私は祝詞を奏上しているときも読経をしているときもいろんなことやものを視ているのですが、この時は先ず大分県豊後高田市の富貴寺から阿弥陀如来さまが足取り軽く、そうですねぇ、三歩くらいでおいでになったのが分かりました。大分から3歩なんてあり得ないと思うでしょうが、滑るように来られるのでそんなものなんです。あっ、イナバウアーはしてませんでした。当たり前か!(笑)そして驚いたことに阿弥陀さまの方こそ、この時を待っていらっしゃったかのようにそれはそれはもう嬉しそうにおいでになったのが分かったんです。ついでは神奈川県の鎌倉大仏、また京都府宇治市の平等院鳳凰堂や岩手県の平泉中尊寺金色堂からの阿弥陀さまたちも魔法の絨毯に乗ったかのようにスーッと集まって来られたんですよ。それらを感じ取った私はなんだかウキウキ楽しくなって来て、読経がまるでラップのようになってしまったんです!あっ、笑わないでくださいって!私は今、真剣にお話してるんですから。後にも先にもあんなにポップな感じで読経することはないと思います。ちなみにシャウトはしませんでしたよ。あ、その情報要らない?すみません(笑)そして、他にもおいでくださった全ての阿弥陀如来さまたちが仏像に鎮まられ一体となり静かに目が開いたのが分かりました。私はお供物をして親さまのお誕生をお祝いしたんです。それからひとりまじまじと阿弥陀如来像を凝視しました。『うん。勧請前の見た目と勧請後の今は見た目が明らかに違う。ただの木像だったものが、木像なのに今はほっぺがぷっくりとして見えるし、血色も良くなっているのを感じる。血が通ってる。そして微笑んでいらっしゃる。何より私も読経中、嬉しくなったしなぁ。あぁ、阿弥陀如来さまは間違いなくここに鎮座くださったんだ!』って思えて感無量になりましたねぇ。でもところがですね。2、3分も経つと『ホントかよ?ちゃんと出来てるのかよ、私。』と自分に嫌疑を掛け始めたんですねぇ。ひとりで調書を取ったりして。あはは!この道30年以上なのに、まだ自分を信じていない!(笑)これを大神さまは神仏界への冒涜だと言います(笑)だって正答のない世界じゃないですか。教科書も虎の巻もないんですよ。だから妙な人たちが霊能者ぶってはびこるんです。国家資格化すればいいのになぁと思いますよ。‥あっ、なんの話でしたっけ?あはは!(笑)そうそう、それで私はまた穴が空く程、阿弥陀如来さまの顔を見つめ始め直したんです。『私は出来てるのか出来てないのかどっちなんだい!』って中山きんに君みたいに聞いてたんです。あ、そんなにウケますか?(笑)そしたらですね、なんと!答えが出たんですよ!」

 

 

 

私は続けました。

 

 

 

「実は、その日、中学生の息子が昼過ぎだというのにまだ二階に寝ていたんです。あんまり大きな声では言えないんですが、前夜遅くまでゲームをしていた彼は、朝寝を通り越しての昼寝に突入していたんですよ。あまりにも静かに寝ていたこともあって、私は息子が在宅していることを忘れていました。だからその時、ニ階から「お母さん!お母さん‼︎」と言う叫び声と共に慌てふためいて駆け降りてくる尋常でない息子の様子に私の方が驚いたんです。「なに?なに⁇どうしたの⁈」と私がびっくりして聞き返すと息子は二重だけど切長の目を見開いてこう言いました。「今さ、僕さ、寝てたのよ。そしたらさ、もう眩しくて眩しくて、キンキラキンで神々しくてさ、光がさ、その光の中から立ってる神さま?が嬉しそうに鼻歌?を歌いながら僕の夢の中でさ、何の歌かは分からなかったんだけど、もうめっちゃ嬉しそうに歌ってて、段々近づいて来てさ、とにかく光が眩し過ぎてさ、僕それで目が覚めたんだって!なんだったのけ?」と興奮して言うではありませんか!私は「ちょっとこっち来て。」と息子を神殿に呼びました。「見てごらん。」私がいい終わるや否や息子は「あー!この人だった!おんなじ顔だ。おんなじ格好してた。で、これ誰?」と言いました。「阿弥陀如来さまだよ。お母さん、たった今、開眼供養、あっ、たましい入れみたいなものね、それをしてたの。でもさ、ちゃんと出来たのかなぁ‥なんてちょうど思ってたところだったんだよね。ありがとうね。あなたの夢を通して阿弥陀さまから答えをいただいたんだ。一人で『夢か‥』で終わらせず、お母さんに話してくれてありがとうね。」ということがあったんです。これが先日からお便りで勿体ぶっていた不思議で尊い出来事なのです。もちろんその他の御仏たちも次々エピソードがあります。でも長くなるから、またの機会に。あっ、そうそう、その阿弥陀さまの元の鎮座地大分県豊後高田市の富貴寺ですが、今、本堂の改修工事に伴い、観世音菩薩と勢至菩薩の三尊でご開帳されていますよ。私この前御礼参りに行ったのですが、この形は100年ぶりだそうです。令和8年には本堂が改修され、新しくなる予定だそうで、そうするとまた阿弥陀如来さまだけになるようですよ。何も知らずに参詣したのですが、すごいタイミングでした。」

 

 

 

 

⛩️いよいよ2024年の年の瀬も迫って参りました。
大祓のためにお運びくださいます氏子さま方、素晴らしい心持ちに頭が下がります。

 

 

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⛩️御礼参りした時の富貴寺の写真は、Instagramにあげてありますので、よろしければご覧ください。