2024年12月25日
令和6年のおわりによせて
お便りを御精読くださった氏子さんから「先生、笑いの腕を上げましたね。」とメールをいただきました。
「伝えたかったのはそこじゃない!(笑)」
と心でツッコミながら、その氏子さんより星祭り(新年のお祓い)のご予約を謹んで承りました。
お申し込みがまだの方、神道では『3月までの期間に受けるとよいでしょう』とされていますので、決して出遅れてはおりません(笑)
安心してご連絡をくださいませ。
令和6年も残り僅かの日々となり、ついに来週は来年ですね。
氏子の皆さまに於れましては、ここぞとばかりお正月を機に張り切って三社参りをなされる方もおられるでしょう。
その場合、是非三社のうちの一社目には、氏神神社をエントリーしてください。
氏神神社は、今、皆さんが生活(たつき)を営んでおられる地域の神社です。
と言っても、近いところが必ずしも氏神神社にあたるわけではありません。
小学校の校区のように、氏神神社は神社庁で決められているのです。
ご存じない方は各都道府県の神社庁へお電話なさると教えていただけますよ。
「ご多用中恐れ入りますが〇〇の住所に於ける氏神神社はどちらになりますでしょうか?」
というふうにお訊ねされるとよいでしょう。
次に、二社目には産土(うぶすな)神社をエントリーください。
産土神は、自分が生まれた土地の氏神さまのことです。
たとえ皆さんが外国に住もうとも、日本全国どこに引っ越したとしても生涯ずっと見護ってくださるのです。
ですからそういう意味では、お宮参りというのは本当は氏神神社で斎行するべきなのです。
もしその氏神神社が遠方で足を運べない場合は御祭神を調べて、その同じ神さまがお祀りされている、つまり産土神と同じ御祭神が祀られている最寄りの神社へ参詣なさるとよいでしょう。
その二社を参り、それからやっと好きな神社や行きたい神社にお参りするというのが真の三社詣なのです。
⛩️ 合格祈願の御予約が入り始めたことで向学心をくすぐられた私が、何かさっと学べるものはないものかと見つけ、令和6年が押し迫ってから織り込んだのは『食品衛生責任者』という国家資格の取得でした。
「そんなの取ってどうすんの!」と子どもたちに一笑されましたが、「お祓いカフェするかもしれんじゃん。」と強気で言い返し、「お祓いカフェ、軽っ。やば。」と言われ、ひとりで立つキッチンに高々と掲げ見上げています。(笑)
⛩️ 氏子の皆さま、年の瀬を迎え気ぜわしい毎日をお過ごしかと存じますが、どうぞお健やかにお過ごしください。
末筆ながら来たる巳の年が皆さまに於いて豊かで素晴らしい一年となりますよう衷心よりお祈り申し上げます。
日向高千穂神道 神司 金城慶子