2025年01月03日

新年あけましておめでとうございます

うるう年の2024年は、12月31日の大祓の日が巳の日でした。

 

 

そして日付が変わり、2025年1月1日が巳年として明けました。

 

 

歳を重ねるまでは、そんなことを注視することもなく新年を迎えて参りましたが、なんだかそれだけでもう敬虔(けいけん)な気持ちになります。

 

 

 

ご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、巳年の『巳』は本来『蛇』を表しているのではありません。

 

 

 

諸人等(もろびとたち)に馴染み易いよう、動物を当てがったと言われています。

 

 

 

ただそう言うものの、干支占いや性格診断などは的を射ているなぁと膝を打つことが多分にありますから、上手くなぞらえたものだと感心し軽視出来ないと私は思っています。

 

 

 

 

漢書によると、本来、十二支は植物のライフサイクル(生育過程)に関係しているそうです。

 

 

 

誰もがよく知るアサガオで考えると、発芽、本葉の生長、花芽ができる、つぼみが開く、開花、結実、枯死(種子と休眠)までの過程があり、これが一年を掛けて行われていることが分かります。

 

 

 

一年は十二ヶ月ですが、干支は十二年で十二段階にしてそれを区切って考えているのでしょうね。

 

 

 

それでいくと干支の六番目の巳年は植物が繁茂の極みに達した状態であるそうです。

 

 

 

つまり上や横に最大限まで広がっているのです。

 

 

 

それは言い換えると、これまでの努力や準備が実を結び始める時期だとも言え、氏子さんの中にはすでに成果が現れ始めている方や何かしら好転の兆しを感じている方もおられることでしょう。

 

 

 

この年は調和を保ちながら協調性や柔軟性を足らしめ、更なる高みを掲げ邁進して行くと良いでしょう。

 

 

 

ちなみに、「これまで努力が足りているのか分からない」とおっしゃる氏子さん方も安心してください。(あぁ、この後に『穿いてますよ』と続けたい。笑)

 

 

 

干支で考えると『蛇』は脱皮を繰り返すので、巳年は『再生・復活』の年とも言われますから🌸

 

 

 

それでは末筆ながら日向高千穂神道の氏子の皆さまの本年が、元旦の豊栄登り(とよさかのぼり)の朝日のように煌びやかで豊かな一年となりますように衷心よりお祈り申し上げます。

 

 

 

◾️以下、お知らせです。

 

⛩️ 高千穂神社の後藤俊彦宮司のご厚情により、此度新しい祓い串を賜り修祓を執り行っています。得も言われぬ清新さを感じていただけることでしょう。

 

 

⛩️   ホームページに 三月の予約表を掲載しましたが、受付できるか未定の日が多くございましてご迷惑をお掛けいたします。目処がつくごとに随時更新して参りますのでご了承ください。

 

 

⛩️   星祭りや厄祓いをご希望の氏子さまは、多くはありませんが1月・2月で調整可能な日もございますのでお訊ねください。

 

 

⛩️    名刺のデザインを25年ぶりに一新しました。イメージ通り作っていただきましたARIO株式会社の奥田さんにはとても感謝しています。この場を借りて御礼申し上げます。

 

 

⛩️    授与品のご購入などは必ず前もってご一報くださいますようお願い申し上げます。今月は出張にて祭典もあり不在日がございます。あるいは在宅していてもこの時期、事務仕事や授与品の準備に追われています。また先日の打ち合わせによりKADOKAWAから編集者の方々が取材に来られる日程も組まれております。心根の良い日向高千穂神道の氏子さま方、引き続き優しいご協力をよろしくお願いいたします。